がん遺伝子治療の副作用

抗がん剤は正常細胞までも攻撃してしまうため、それが強い副作用として表れますが、がん抑制遺伝子自体は正常細胞に直接ダメージを与えることはなく、強い副作用を起こすことはあまりありません。なぜならば正常細胞が元々がん抑制遺伝子を持っているからです。
がん遺伝子治療の副作用として考えられるのは以下のようなものが挙げられます。

治療たんぱく投与による副作用

治療たんぱくを異物と捉えアレルギー反応を起こす方もいます。
さくらクリニックでは、大きなアレルギー反応としてアナフィラキシーショックなどが起きないように、点滴に薄めた治療たんぱくを少量投与して30分様子を見るようなアレルギーテストを行い、安全を確認した後に治療を開始しております。
これにより大きなショックなどを回避することができます。また弱いアレルギー反応の対策として少量のステロイドと解熱剤を使用します。

治療たんぱくの組成に対する副作用

治療たんぱくはがん到達率を高めるため(EPR効果)高分子ミセル化した優れたドラッグデリバリーシステム(DDS)を利用しています。
この高分子ミセルのたんぱくを使用すると体内血流増加(ABC)現象が起きます。
症状としては頭重感、頭痛、微熱などがあるため、この様な症状が出た方は軽い痛み止め(解熱鎮痛剤)を服用すれば徐々に改善します。

このようにがん遺伝子治療は標準治療と併用できるがん治療法なのです。

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