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慢性疼痛の治療

慢性疼痛とは

疾患や外傷などの痛みの原因を治療しても、通常では治癒する時間を超えて何ヶ月も痛みが続くことを慢性疼痛といいます。通常の痛みは、傷ついた部位があることを自覚させる重要な目的がありますが、慢性疼痛は、痛みの原因が治っても痛み続けている、あるいは原因が治りにくいことで痛み続けるため、その痛みに重要な働きがなく、痛みそのものが病気となり、患者様を苦しめます。

慢性疼痛は大きく3つに分類されます。

  • 1.侵害受容性疼痛・・・炎症や関節・軟骨の変性などが原因
  • 2.神経障害性疼痛・・・中枢神経や抹消神経の損傷が原因
  • 3.心因性疼痛・・・ストレスなどの精神的なことが原因

また、これらが重複することも少なくありません。

慢性疼痛の患者様には、毎日の痛みに耐えることや、他の人に見えない症状であるための苦悩があります。また、治療する医師にとっても、種々の病因で発症し難治のため、鎮痛薬投与が長期となり、治療に困惑することが多い神経症候です。

慢性疼痛の治療

慢性疼痛に関するまとまった治療指針はなく、医師個人の治療経験に基づいた治療が行われている現状だと思われます。病院やクリニックで治療を受ける内科的治療、ペインクリニック治療、神経ブロック・レーザー治療、直線偏光近赤外線治療、髄腔内持続注入等と鍼灸・整骨等の民間療法があります。
ただし、これらの治療法は、保存療法に過ぎず、既に重症化した症状を改善させることは望めません。また、内科的治療薬剤を投与するため、副作用の危険もあります。

さくらクリニックでは、心因性疼痛を除く慢性疼痛疾患(侵害受容性疼痛・神経障害性疼痛)に対する有効な治療法として、幹細胞療法を推奨しています。幹細胞療法に用いる脂肪由来幹細胞は、創傷治癒能力や抗炎症因子を分泌する機能を持つことから、症状の改善が期待できます。

脂肪由来幹細胞は、軟骨を含む多様な細胞に分化できる能力を持つことから、慢性疼痛により傷ついた軟骨の再生に働きます。また、脂肪由来幹細胞には、炎症を抑える効果のある物質を分泌する性質があり、炎症を抑えることにより症状の悪化を防ぐ効果も期待できます。患者様本人の脂肪から採取した幹細胞を、培養・増殖して投与するため、免疫拒絶反応および副作用が少なく、倫理的な問題もありません。

さくらクリニックは、細胞調整施設(CPC:Cell Processing Center)を併設していますので、患者様の脂肪採取から、幹細胞の培養、患者様への幹細胞投与まで、幹細胞療法の全てを施設内で行うことが可能です。

※さくらクリニックの細胞調整施設は、厚生労働省より特定細胞加工物製造許可施設として認定されています。(認定番号FC3150933)