6種複合免疫療法

6種複合免疫療法

6種複合免疫療法とは、がん免疫療法の1つで私たちの体の中にある免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻し、がんと闘う力を増強させる療法です。

樹状細胞・NK細胞・NKT細胞・キラーT細胞・ヘルパーT細胞・ガンマデルタT細胞の6種類の免疫細胞を活性化・増殖させることにより、免疫細胞同士が連携してがん細胞を攻撃します。

6種複合免疫療法、免疫細胞同士の連携

6種複合免疫療法の特徴

まず血液の中からリンパ球(免疫細胞)を取り出し、樹状細胞に攻撃するがんの目印となる抗原情報(ペプチド)を与えます。

樹状細胞には他の免疫細胞に攻撃指令を出す重要な役割があり、その後20日間の培養を行うことで、取り出した免疫細胞は培養前と比べて、約300倍に増殖します。

この増やした免疫細胞を再び患者様の体に戻すことにより、免疫細胞同士が連携し、がんを攻撃していきます。

6種複合免疫療法、培養前との比較

6種複合免疫療法の長所・短所

長所
患者様ご自身の免疫細胞を使うため副作用が少なく、一部の白血病を除く、ほぼ全てのがんに適用します。また、放射線治療や抗がん剤治療と併用することも可能です。
抗がん剤や放射線治療には免疫力低下という副作用があり、6種複合免疫療法に含まれるNKT細胞は、抗がん剤やステロイド、放射線に対しても抵抗力が強いのが特長です。
6種複合免疫療法をこれら2つの治療法よりも先、または合間に実施することで、免疫力低下の副作用を軽減することにもつながります。
なお、温熱療法やビタミン療法などの代替療法、漢方・鍼治療との併用も問題ありません。
短所
社会保険等の公的な健康保険の対象ではありません。
従いまして全て自費での診療となります。
また、免疫による治療のため効果に個人差があります。

副作用が少なく、負担の小さいがん治療

6種複合免疫療法は、私たちの体の中にある免疫細胞を使った療法です。
採血によって免疫細胞を取り出し、培養して活性化・増殖した免疫細胞を、点滴により体に戻します。
そのため副作用が少なく、患者様の体への負担も小さくすることが可能です。
採血の分量は約30㏄と少量で、治療は20~30分で済みます。
入院する必要がないため、患者様の生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。

状況に応じた治療と予防

6種複合免疫療法では、患者様の状況に応じてがんの「予防」と「治療」を提供しております。

6種複合免疫療法、予防と治療

6種複合免疫療法「CSC」

がん治療をご希望の患者様には、6種複合免疫療法「CSC」をご提供致します。

6種複合免疫療法「CSC」では、6種複合免疫療法「BASIC」の技術にWT1ペプチドとがん幹細胞を標的とするペプチドを付加することで、有効性の高いがん免疫療法を可能にします。

WT1ペプチドは様々ながん細胞で発現しており、2009年に米国立衛生研究所(NIH)の研究グループから臨床上有用性のあるがん抗原として高い評価を受けています。樹状細胞がこのWT1ペプチドを認識すると、その情報をキラーT細胞、ヘルパーT細胞、NKT細胞に伝達します。それによって免疫細胞が活性化・増殖し、がん細胞を攻撃するサイトカインを放出してがん細胞を攻撃・死滅させます。

なお、一部のWT1ペプチドを使用する場合はHLA型(白血球の血液型)が適合することが条件になりますが、6種複合免疫療法「CSC」では、WT1の全配列をカバーする「全配列型WT1ペプチド」を用いているためHLA検査は不要です。すべての患者様に適応できます。

また、がんを作り出すと考えられている細胞はがん幹細胞(Cancer Stem Cell: CSC)と呼ばれています。

現在主流となっている外科手術、化学療法(抗がん剤治療)、放射線治療では、既にがん化した細胞が縮小しても、がんを作り出す幹細胞が残っていれば、再びそこからがん細胞が生み出され転移、再発をくり返すことが近年分かってきました。

6種複合免疫療法「CSC」では、がん幹細胞特異抗原、共通抗原を樹状細胞に認識させてがん細胞とがん幹細胞の両方を攻撃させます。

6種複合免疫療法「BASIC」

がんのリスクが心配な方や、過去にがんの経験がある方にはがん予防・再発防止のための6種複合免疫療法「BASIC」をご提供致します。6種複合免疫療法「BASIC」では、6種類の免疫細胞を培養して活性化・増殖し、これらの免疫細胞を体の中に戻すことで、がんの発生・再発リスクを低減します。

特に、6種複合免疫療法で活性化されるNKT細胞は、サイトカインの一種であるIFN-γ(インターフェロンガンマ)を放出することで、免疫細胞のネットワーク全体を強化します。これによって、がん細胞を攻撃する体内の様々な免疫細胞を同時に活性化する強力な免疫活性(アジュバント)作用を持ちつつ(※1-3)、免疫細胞の長期にわたるがん攻撃記憶機能を獲得することが明らかにされています(※4)。

6種複合免疫療法では、NKT細胞を活性化することでIFN-γコントロール値と比較して1,200~2,000倍高いIFN-γの生産が測定されています。

また、免疫細胞には、免疫が過剰に働かないようにブレーキをかける免疫チェックポイント機構が備わっています。しかしながら、がん細胞もこの機構を利用して免疫の働きにブレーキをかけ、免疫細胞からの攻撃を阻止しています。免疫チェックポイント阻害薬は、このブレーキを解除することで免疫細胞ががん細胞を攻撃できるようにする治療法ですが、近年、活性化したNKT細胞を用いた進行性非小細胞肺がんの臨床試験において、NKT細胞が免疫チェックポイント阻害薬と同等の効果があると報告されました(※4)。

  • 1 – Front Immunol (2014) 5:543
  • 2 – J Exp Med (2007) 204 (11): 2641-53
  • 3 – 慶応義塾大学病院、理化学研究所 プレスリリース2018年3月12日
  • 4 – Front Immunol (2017) 8:1206

引用元情報

株式会社 同仁がん免疫研究所
「あきらめない、がん治療。6種複合免疫療法」より引用
https://gan911.com/


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